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【ガスケット 再利用】は原則避けるべき!「まだ使えそう」でも交換すべき3つの理由とアスベストの危険性 株式会社ダイコー

【ガスケット 再利用】は原則避けるべき!「まだ使えそう」でも交換すべき3つの理由とアスベストの危険性
「メンテナンスで外したガスケット、傷もないし再利用できないか?」
「コスト削減のために、一度使ったパッキンを使い回したい」
現場ではよくある悩みですが、結論から言うとガスケットの再利用は絶対にNGです。
大手メーカーも、原則として「ガスケットは使い捨て(ワンウェイ)部品」と定めています。
なぜ「見た目が綺麗」でも再利用してはいけないのか?
再利用が漏れ(リーク)の原因となる物理的なメカニズムに加え、古い設備に潜む「アスベスト」のリスクについても解説します。
1. 理由①:一度きりの機能「なじみ(塑性変形)」が終わっている
ガスケットが流体を止める(シールする)最大の原理は、フランジ表面の微細な凸凹に、ガスケット自身が変形して入り込む「なじみ」という現象にあります。
2. 理由②:「反発力(弾性)」が失われている(応力緩和)
シール性を維持するためには、ただ挟まっているだけでなく、ガスケットがフランジを押し返そうとする「反発力(スプリング効果)」が必要です。
- 応力緩和(へたり): ガスケットは長時間圧縮され続けると、ゴムや樹脂の反発力が低下します。これを専門用語で「応力緩和」と呼びます。
- クッション性の欠如: 使用済みのガスケットは、いわば「縮みきって伸びなくなったバネ」です。
再利用して締め付けても、配管の内圧変動や振動、温度変化(ヒートサイクル)に追従する力が残っていません。そのため、運転再開後にボルトが緩んだり、隙間ができたりして漏れ事故に繋がります。
3. 理由③:金属製(ボルテックス)でも構造が破壊されている
「ゴムやシートパッキンは劣化するが、金属製のうず巻形ガスケット(ボルテックス)なら丈夫だから再利用できるのでは?」
この考えは非常に危険な誤解です。
【重要】そのガスケット、「アスベスト」ではありませんか?
再利用の危険性は「漏れ」だけではありません。
長期間稼働している古い設備の場合、取り外したガスケットがアスベスト(石綿)を含んでいる可能性があります。
まとめ:選定と手配は「専門知識のあるダイコー」へ
ガスケット代を削減しようとして再利用した結果、「内容物の流出事故」や「アスベストによる汚染」を招いては、コスト削減どころか甚大な損害となります。
フランジを開放した際は、必ず「新品への交換」を徹底してください。
「昔の型番しか分からないが、今の代替品(ノンアスベスト)は何を使えばいい?」
「流体条件が変わったが、どの材質が最適か分からない」
そのようなお悩みは、ガスケットの専門知識を持つ株式会社ダイコーへお任せください。
50年の経験と豊富な在庫データから、お客様の設備に最適な新品ガスケットを選定・即納いたします。
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