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PTFE(テフロン)クッションガスケット(中芯No.6500)の加工事例 株式会社ダイコー

テフロンクッションガスケット(中芯No.6500)の加工事例
ウォータージェット加工による被覆構造の保持と精密穴あけ
加工事例概要
| 製品名 | テフロンクッションガスケット(中芯No.6500) |
|---|---|
| 寸法 | t2.8 × 120W × 250L(φ14穴×10、四隅R20) |
| 材質 / 仕様 | PTFE被覆ガスケット / クリーン仕様・高耐食 |
| 加工法 | ウォータージェット加工 |
今回の事例は、高度な耐薬品性と衛生面での信頼性が求められる設備向けの「V7030(N) テフロンクッションガスケット」です。外形120mm×250mmの長尺形状に10箇所の穴配置と四隅のR加工を施しています。PTFE被覆材は、加工時に被覆部と芯材の剥離やバリが生じやすいため、非接触かつ熱影響のないウォータージェット加工を採用。構造を損なうことなく、図面通りの精密な穴位置再現と滑らかな曲線加工を実現しました。
材質特長:V7030(N) テフロンクッションガスケット
V7030(N)は、弾力性のある中芯材(ノンアスジョイントシート等)を、断面V字形のPTFEで被覆した高性能ガスケットです。
- ✔卓越した耐食性: 表面がPTFEで覆われているため、強酸やハロゲン、各種有機溶剤などの腐食性の強い流体に耐性を持ちます。
- ✔クリーンで汚染レス: PTFEの不活性・非吸着性を活かし、汚染を嫌う食品、医薬品、半導体製造装置等のシール材として最適です。
- ✔柔軟な密着性: 中芯材のクッション性により、純PTFEガスケットよりもフランジ面へのなじみが良く、確実なシールを実現します。
加工のポイント:ウォータージェットによる非接触加工
テフロン被覆ガスケットの加工において、ウォータージェットは最も適した工法です。超高圧水で切断するため、プレス加工で起こりやすい「被覆部のつぶれ」や、刃物加工での「素材の引きつれ」を最小限に抑えます。熱が発生しないため、PTFEの物性変化もありません。また、型代がかからないため、今回のような多穴かつ異形形状の特注品も、1枚からの少量試作や急なメンテナンス案件に低コスト・短納期で対応可能です。
よくあるご質問(FAQ)
Q. テフロン被覆材(クッションタイプ)でも精密な穴あけは可能ですか?
A. はい。ウォータージェット加工により、デリケートな被覆構造を損なうことなく精密にカットできます。CADデータ通りに加工するため、多数のボルト穴があってもズレのない仕上がりをお約束します。
Q. 曲線や複雑な異形形状、大きなR加工にも対応できますか?
A. 可能です。今回のR20加工のように、自由な曲線を滑らかに切り出すことができます。型不要のため、複雑な形状でも迅速に製作いたします。
Q. 食品や医療のクリーン環境でも使用できますか?
A. 表面が不活性なPTFE(フッ素樹脂)のため、不純物の溶出が少なく、汚染を嫌う食品や医薬分野の配管・機器に最適なシール材です。
特注被覆ガスケットの加工ならダイコーへ
株式会社ダイコーでは、V7030(N)をはじめとするテフロンクッションガスケットの在庫を豊富に揃え、最新のウォータージェット設備で特注形状の製作に一貫して対応しています。耐薬品性の選定や図面からの形状提案など、専門スタッフがサポートいたします。ぜひ一度ご相談ください。

