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フェルトガスケットの特注加工事例|ウォータージェット加工で多穴形状に対応 株式会社ダイコー

フェルトガスケットの特注加工事例
ウォータージェット加工で多穴形状に対応
加工事例概要
| 製品名 | フェルト製ガスケット |
|---|---|
| 寸法 | t9 × 外径φ160 × 内径φ54(PCD110・4穴) |
| 採用業種 | 産業機械関連分野 |
今回の事例は、産業機械の緩衝・防塵を目的として使用されるフェルト製ガスケットです。円形リング形状に複数の取付穴を備えており、安定した寸法精度と穴位置精度が求められます。加工方法にはウォータージェット加工を採用。非接触加工のメリットを活かし、厚物フェルトでも毛羽立ちを抑えながら精密に再現しました。
フェルト(工業用フェルト)とは?
フェルトとは、繊維を絡み合わせたシート状の素材です。織物とは異なり、多孔質な構造を持つため、「通気性」「通水性」「吸油性」に優れているのが大きな特長です。また、切り口がほつれにくいため、複雑な形状のパッキン加工にも適しています。
その優れた緩衝・吸音・断熱性能から、産業分野では衝撃吸収材や異音防止材、防塵パッキン、さらには研磨材まで、長期的な信頼性が求められる用途で幅広く採用されています。
加工方法のメリット:ウォータージェット加工
ウォータージェットは、超高圧水を噴射して非接触で材料を切断する技術です。フェルトのような繊維系素材の加工において、従来の工法と比較して以下の優位性があります。
- ✔毛羽立ちの抑制: 刃物での切断と異なり、素材を引っ張ることなく水圧で抜くため、断面の繊維の乱れ(毛羽立ち)が最小限に抑えられます。
- ✔精密な穴位置精度: CADデータに基づきプログラム制御するため、多数の取付穴がある形状でも安定した寸法精度を確保します。
- ✔抜き型不要・コスト削減: イニシャルコストがかからないため、1枚からの試作や設計変更、小ロット製作にも低コストかつ短納期で対応可能です。
よくあるご質問(FAQ)
Q. どのくらいの厚みのフェルトまで加工できますか?
A. 今回のt9mmはもちろん、素材の硬さにもよりますがt20mm程度の厚物フェルトもウォータージェットで垂直にカット可能です。
Q. 小さな穴や複雑なスリットも可能ですか?
A. はい、ウォータージェットなら刃物では変形しやすい小さな穴(φ3mm〜)や複雑な曲線、スリット加工も高精度に対応できます。
Q. 実際に使用した事例や実績はありますか?
A. 多数ございます。当社の「導入事例一覧」ページにて、フェルトを含む様々な素材の加工実績を公開しております。
フェルトガスケットの加工ならダイコーへ
ダイコーでは、フェルト材の特性を踏まえたガスケット・緩衝材加工に対応しています。材質選定や形状検討のご相談から、試作・小ロット・特注サイズまで柔軟に対応可能です。

