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導入事例/コラム

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【産業ガス業界の定番】ダイフロン(PCTFE)が選ばれる理由とは?高圧ガス用シール材の基礎知識 株式会社ダイコー

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【産業ガス業界の定番】ダイフロン(PCTFE)が選ばれる理由とは?高圧ガス用シール材の基礎知識

プラント設備やガスシリンダー(ボンベ)の充填ラインなど、産業ガスや高圧ガスを扱う現場において、「超低温の液体窒素を通す配管にはどのパッキンを使えばいいのか?」「高圧ガスのバルブシート(弁座)によく指定されている『ダイフロン』とは何なのか?」といった疑問をお持ちではありませんか?

酸素、窒素、アルゴンなどの産業ガス業界において、配管のつなぎ目やバルブの内部部品には様々な素材が使われますが、中でも「ダイフロン(PCTFE)」は、産業ガス設備で広く採用されている代表的な樹脂材料です。

本記事では、工業用シール材の専門メーカーであり、産業ガス業界へ豊富な納入実績を持つ株式会社ダイコーが、「なぜ産業ガス・高圧ガス業界ではダイフロンが多用されるのか?」という理由をわかりやすく解説します。
設計や購買のご担当者様が、迷わず最適なガスケットやバルブ部品を手配するための基礎知識としてご活用ください。

1. 産業ガス・高圧ガス業界で「ダイフロン」が定番な理由

産業ガスや液化ガスを制御する設備では、一般的な水や油の配管とは比較にならないほど過酷な環境になります。ダイフロンが業界標準(定番材質)となっているのには、以下の3つの明確な理由があります。

① -196℃の極低温でも「割れない(脆化しにくい)」

液化窒素(-196℃)や液化酸素(-183℃)などの超低温の液体ガスが通ると、一般的なプラスチックやゴムは極低温下では脆化し、割れや破損が発生しやすくなります。しかし、ダイフロンは極低温下でも適度な粘り強さ(靭性)を保ち、割れることなくしっかりと気密性を維持します。

② 強い圧力がかかっても「へたらない(潰れない)」

高圧ガスのバルブを閉めた時、内部の樹脂部品には非常に大きな圧縮応力(強い圧力)がかかります。柔らかい樹脂だと、圧力に負けて横に潰れてはみ出してしまいます(これをクリープ現象と言います)。ダイフロンは非常に硬く、圧力に対する強度が高いため、長期間強い圧力で締め付けても形が崩れず、ガスのシール性を長期間維持しやすい特徴があります。

③ ガスを通り抜けさせない「バリア性」

目には見えませんが、樹脂の中にはミクロの隙間があり、圧力の高いガスはじわじわと樹脂を通り抜けてしまうことがあります。ダイフロンは分子構造が緻密なため、ガスを通しにくい(ガスバリア性が高い)という、高圧ガス配管にとって非常に優秀な特徴を持っています。

2. ダイフロン(PCTFE)とは?PTFE(テフロン™)との違い

現場でよく混同されがちなのが、同じフッ素樹脂の仲間である「ダイフロン(PCTFE)」と「PTFE(四フッ化エチレン/テフロン™など)」です。

PTFE(テフロン™など):

非常に優れた耐薬品性と低摩擦性を持っていますが、「とても柔らかい」のが特徴です。そのため、高圧ガスのバルブなどに使うと、圧力で潰れてへたってしまい、漏れの原因になることがあります。

ダイフロン(PCTFE):

PTFEの仲間に「塩素」を加えることで、機械強度と耐クリープ性を高めた樹脂です。PTFEの弱点であった「圧力によるへたり」を克服しているため、高圧ガスや極低温の用途ではPTFEではなくダイフロンが選ばれます。

※「ダイフロン®」はダイキン工業株式会社の登録商標であり、一般名称(材質名)としては「PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)」と呼ばれます。

3. 【比較表】ダイフロンと他の樹脂パッキンの違い

産業ガスの現場でよく見かける代表的な樹脂について、得意な環境と弱点をシンプルに比較表にまとめました。

材質名 産業ガスラインでの適性と特徴 極低温 高圧でのへたり性 薬品への強さ
ダイフロン
(PCTFE)
【極低温・高圧ガスの定番】
機械強度に優れる。液化ガスや高圧ガスのバルブシート、配管パッキンとして最も信頼されている材質。
PTFE 【特殊ガス・薬液向け】
薬品への強さはトップクラスだが柔らかい。圧力がそれほど高くない箇所のシールや、クリーンな環境で使用される。

(潰れやすい)
一般樹脂
(POM等)
【一般産業向け】
安価で加工しやすいが、極低温環境や液化ガス用途では脆化などの懸念があるため材質選定に注意が必要。
×
(割れる)

4. 産業ガス向けダイフロンの手配・加工はダイコーへ

「設計図にダイフロンと指定があるが、特殊なサイズなので既製品が見つからない」「高圧ガス用のバルブ部品を、必要な数量だけ確実に手配したい」
このような産業ガス業界ならではのご要望は、株式会社ダイコーへお任せください。

当社は、長年にわたり大手産業ガスメーカー様や専門商社様(日本エア・リキード様、巴商会様など多数)へ、バルブシートや高圧ガス配管用の樹脂ガスケットを安定して供給し続けてきた豊富な実績がございます。

  • ■ ダイフロン・PTFEの豊富な製品在庫:
    品薄になりがちなダイフロン(PCTFE)やPTFEの製品を常時ストックしています。手配待ちによるタイムロスを防ぎ、迅速な対応を可能にしています。
  • ■ 「金型不要」で1個から短納期加工:
    自社のウォータージェット加工機や切削設備を駆使し、図面データから直接材料を切り出します。高額な金型代が不要なため、特殊な寸法のオーダーメイド品でも1個から短納期で製作可能です。

「既存の設備でガス漏れが起きていて困っている」「この配管にはダイフロンとPTFEのどちらが良いか教えてほしい」といったご相談にも、豊富な知見を持つ専門スタッフが丁寧にお答えします。

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