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バーモサルシート No.6750-Pの加工事例 プロッター加工による高耐熱断熱板の中ロット精密カット 株式会社ダイコー

バーモサルシート No.6750-Pの加工事例
プロッター加工による高耐熱断熱板の中ロット精密カット
加工事例概要
| 製品名 | バーモサルシート 高耐熱断熱パッキン |
|---|---|
| 寸法 | 3.0t × 138W × 250L(センター φ100 × 1、四隅ボルト穴 φ15 × 4) |
| 材質 / 加工法 | バーモサルシート No.6750-P(ニチアス製) / プロッター加工 |
| 数量 / 用途 | 120枚 / 工業炉・乾燥炉等の断熱・電気絶縁パッキン |
今回の事例は、電気炉や熱処理設備向けに採用された、ニチアス製のバーミキュライト系耐熱・断熱板「バーモサルシート No.6750-P」の加工です。138W×250Lの板にφ100の大きなセンター穴と、締付用のφ15ボルト穴を4箇所配置した仕様です。バーモサルシートのような鉱物を含む硬質板は、鋸などの粗い切断では端面が脆く崩れやすい(チッピング)特徴がありますが、当社の高精度なプロッター加工を採用することで、バリや欠けを極限まで抑え、高精度に120枚の中ロット量産を完了しました。
製品特長:バーモサルシート No.6750-P(ニチアス)
バーモサルシートは、加熱膨張させたバーミキュライト(蛭石)を主原料とし、無機バインダーを加えて圧延成形した非石綿(アスベストフリー)の超耐熱・断熱ボードです。
- ✔極めて優れた断熱・熱遮断性能: 熱伝導率が非常に低く、産業用乾燥炉や加熱装置の熱を外部に逃がさず、周辺部材を保護する優れた遮熱材として機能します。
- ✔抜群の電気絶縁性(耐アーク性): 高温下でも電気を通しにくいため、誘導炉のコイル絶縁や、アーク遮断板、電気機器のベース板として不可欠な材料です。
- ✔優れた自己保持力: 吸湿時の変形や熱収縮が少なく、過酷なヒートサイクル環境下でも長期にわたり安定した形状を維持します。
加工のポイント:プロッター加工による端面チッピング防止
バーモサルシートは鉱物ベースの板材であるため、プレスでの粗い打ち抜き加工などでは、端面に細かな割れやチッピング(ボロボロと崩れる現象)が生じやすく、製品の歩留まり低下につながります。当社のプロッター加工は、専用の特殊な超硬カッター(往復振動ナイフなど)を使用し、材料をしっかりとテーブルに吸着・固定して滑らかにカットします。これにより、3.0tの肉厚な硬質シートでも、端面の「欠け」を徹底的に抑制したクリーンで美しい仕上がりを実現。抜き型を作ることなく、138W×250Lの特注異形パーツをCADデータから120枚安定して高速に切り出しました。
よくあるご質問(FAQ)
Q. バーモサルシートの断熱加工プレートは、主にどのような装置で使用されますか?
A. 誘導加熱炉の枠内断熱、熱処理装置のヒーター絶縁取付板、アーク遮断板、さらには電子部品製造ラインの耐熱キャリアベースなど、高熱と電気絶縁が同時に求められるシビアな環境で採用されています。
Q. 手書き図面や現物からでもデータ作成して加工可能ですか?
A. はい、可能です。今回の事例のように、正確な寸法指定(138×250、φ100センター穴、4-φ15)を記載した図面や、既存設備の劣化したパッキン現物をご提供いただければ、当社にてCADデータを作成してプロッター加工を施します。
Q. 120枚といったまとまった数量の納期はどのくらいですか?
A. バーモサルシート No.6750-Pの原板在庫を豊富に取り揃えており、型製作の不要なプロッターでダイレクトに自動加工を行うため、短期間での量産・一括納品が可能です。具体的な工期はお気軽にご相談ください。
耐熱断熱材・特注パッキンの加工ならダイコーへ
株式会社ダイコーでは、ニチアス製バーモサルシート No.6750-Pをはじめ、各種無機耐熱板や超耐熱ガスケット・シール材の精密加工に幅広く対応しています。複雑なボルト穴位置の指定や異形形状、小ロットからまとまった量産まで柔軟にサポートいたします。ぜひお気軽にご相談ください。

