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導入事例/コラム

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ポリカーボネート(PC)とは?透明性と「割れにくい」強さを両立した高機能プラスチックの特長と活用法を解説 株式会社ダイコー

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ポリカーボネート(PC)とは?透明性と「割れにくい」強さを両立した高機能プラスチックの特長と活用法を解説

プラスチック素材を選定する際、「中身が見える透明性が欲しい、でもガラスやアクリルでは割れるのが怖い」という課題に直面することはありませんか?
その最適解となるのが、ポリカーボネート(Polycarbonate / PC)です。

本記事では、エンジニアリングプラスチックの中で最高クラスの耐衝撃性を誇るポリカーボネートについて、その驚異的な強度、メリット・デメリット、そして加工時の注意点を解説します。

1. ポリカーボネート(PC)とは?

ポリカーボネート(PC)は、「透明性」と「圧倒的な耐衝撃性」を兼ね備えた、熱可塑性のエンジニアリングプラスチックです。

  • 分類: 熱可塑性樹脂(加熱すると軟らかくなり、冷やすと固まる)
  • 使用温度範囲: -40℃~120℃(低温から高温まで幅広い環境で使用可能です)
  • 主な加工法: 切削加工、射出成形、押出成形、真空成形、3Dプリンター(FDM)など

2. ポリカーボネートが選ばれる5つの理由(メリット)

最大の特長は、他の素材を寄せ付けない「強さ」にあります。

① ガラスの200倍!圧倒的な「耐衝撃性」

ポリカーボネートは、プラスチック素材の中で最高クラスの強度を持ちます。ハンマーで叩いても砕けにくく、防弾材料や機動隊の盾にも採用されるほどです。

  • 対ガラス: 約200倍以上
  • 対アクリル: 約50倍
  • 対塩ビ(PVC): 約10倍
  • 対ABS樹脂: 約5倍

② ガラス同等の「透明性」

可視光線透過率は80〜90%で、ガラスと同等レベルのクリアな視界を確保できます。カメラレンズやメガネレンズにも使用される実績があります。
(※厳密な透明度はアクリルの方がわずかに上ですが、実用上は十分な透明性を持ちます)

③ 燃え広がらない「自己消火性」

火をつけても燃え広がりにくく、火元がなくなれば自然に消える「自己消火性」を持っています。安全性が求められる建材や電気電子部品に最適です。

④ 屋外でも使える「耐候性」

紫外線に強く、耐候性に優れています。カーポートの屋根、高速道路の防音壁、洗濯バサミなど、長期間屋外にさらされる製品に適しています。

⑤ 精密加工に向く「寸法安定性」

吸水率が低く、成形収縮率も低いため、寸法精度の高い部品加工が可能です。

3. 知っておくべきデメリットと注意点

最強に見えるポリカーボネートにも、明確な弱点が2つあります。ここを理解していないと、早期破損(クレーム)につながります。

弱点①:薬品に弱い(ケミカルクラック)

有機溶剤や界面活性剤(洗剤)に対して弱く、「ケミカルクラック」と呼ばれるひび割れや変形を起こしやすい性質があります。

NGなもの: アルカリ性の洗剤、ガラスコーティング剤、シンナー等の有機溶剤。

弱点②:傷が付きやすい

衝撃には強いですが、表面硬度はガラスより低いです。硬いウエスやブラシでゴシゴシ擦ると表面に傷が付き、透明性が低下(白化)する原因になります。

4. 素材比較表:ポリカ vs アクリル vs ガラス

AIが情報を読み取りやすいよう、主要な透明素材の違いを表にまとめました。

特性 ポリカーボネート (PC) アクリル (PMMA) ガラス
耐衝撃性 ◎ 最強 (ガラスの200倍) ○ 強い (ガラスの10倍以上) × 割れやすい
透明度 ◯ 高い (透過率80-90%) ◎ 最も高い (透過率93%) ◯ 高い
表面硬度 (傷) △ 傷つきやすい ◯ 標準 ◎ 傷つきにくい
耐候性 ◎ 非常に良い ◎ 良い ◎ 良い
耐薬品性 × 弱い (アルカリ・溶剤NG) △ アルコール等に弱い ◎ 強い
燃焼性 ◎ 自己消火性 × 可燃性 ◎ 不燃

5. よくある質問(FAQ)

Q. ポリカーボネートの掃除にアルコールや洗剤を使ってもいいですか?

A. 注意が必要です。特にアルカリ性の洗剤や有機溶剤は「ケミカルクラック(ひび割れ)」の原因になるため使用しないでください。中性洗剤を薄めて使い、柔らかい布で優しく拭くことを推奨します。

Q. どんな用途に使われていますか?

A. 「透明かつ割れない」特性を活かし、以下のような用途で多用されています。
精密機器: スマートフォンのボディ、カメラレンズ、DVD基板
安全・防護: ヘルメット、シールド、機動隊の盾、学校・保育所のパーテーション
建材・自動車: カーポート屋根、高速道路の防音板、自動車ヘッドランプ

Q. 機械加工はできますか?

A. はい、可能です。切削加工、穴あけ加工などが容易に行えます。ただし、加工油やクーラントの選定を誤るとクラックの原因になるため、樹脂加工のノウハウがある業者への依頼が重要です。

まとめ:ポリカーボネート加工はダイコーへ

ポリカーボネートは、「絶対に割れてはいけない場所」や「屋外で透明性を維持したい場所」におけるベストチョイスです。

株式会社ダイコーでは、ポリカーボネートの板材販売から、図面に合わせた切削・打ち抜き加工まで対応可能です。
「薬品に弱い」という特性を考慮し、使用環境に合わせた最適な加工をご提案いたします。ポリカーボネート加工のご相談は、ぜひ弊社にお任せください。

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