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【PFAチューブ徹底解説】「中身が見える」透明性と長尺配管。TOMBO No.9003-PFAを選ぶべき理由 株式会社ダイコー

【PFAチューブ徹底解説】「中身が見える」透明性と長尺配管。TOMBO No.9003-PFAを選ぶべき理由
「配管の中を液体が流れているか、目視で確認したい」
「装置と装置の間が離れているため、長い距離を一本のチューブで繋ぎたい」
ふっ素樹脂チューブを選定する際、これらの課題に応えるのが、「TOMBO No.9003-PFA ナフロン® PFAチューブ」です。
PTFEと同等の驚異的な耐薬品性・耐熱性を持ちながら、PTFEにはない「透視性」と「連続成形性(長尺化)」を兼ね備えた高機能チューブ。その実力と使いどころを解説します。
1. TOMBO No.9003-PFA とは?
PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)樹脂を使用したチューブです。PTFEと同様に、充填剤や可塑剤などの添加剤を一切含まない純粋なふっ素樹脂で作られており、極めて高いクリーン度を誇ります 。
2. なぜ「PFA」を選ぶのか? PTFEとの決定的な違い
カタログの選定表には、PTFEとPFAの明確な違いが記されています。PFAを選ぶべき理由は以下の2点に集約されます。
① 「流体の見えやすさ」 (透視性)
PTFEチューブが乳白色で不透明であるのに対し、PFAチューブは半透明(透視性あり)です 。
- メリット: 内部を流れる薬液の色、気泡の有無、液面レベルなどを外から目視で確認できます。「流れている安心感」が必要な薬液ラインや分析機器の配管に最適です。
② 「長尺チューブ」の製造が可能
PTFEは製法上、長いチューブを作るのが比較的困難(通常10m〜30m程度)ですが、PFAは溶融成形が可能なため、長尺(ロングコイル)での製造が可能です。
- メリット: 10m、20m、50mに加え、サイズによっては100m、200mといった長さで供給されます。
- 現場の利点: 装置間が離れている場合や、建屋をまたぐような配管でも、一本の連続したチューブで繋ぐことが可能です。途中で途切れることなく、スムーズなレイアウトを実現します。
3. 仕様とラインナップ
TOMBO No.9003-PFAは、幅広い配管ニーズに応えるサイズ展開がされています。
① サイズ展開
- ミリサイズ: 外径 3mm 〜 25mm 。
- インチサイズ: 外径 1/8インチ(3.17mm)〜 1インチ(25.4mm)。半導体製造装置や海外製分析機器で多用されるインチサイズも標準在庫されています。
② 最高使用圧力と温度
温度上昇に伴い耐圧性能は低下します。例えば、200℃の環境下では、常温時の約20〜30%程度まで耐圧が下がります。選定の際は、カタログの「破壊圧力低下係数」グラフを参照し、流体の危険性に応じて十分な安全率(通常1/3〜1/5)を見込む必要があります。
4. さらなる高みへ:「半導体グレード」への展開
半導体産業などの最先端分野では、標準のPFAチューブからさらに機能を高めたグレードが活躍しています。
- HG(ハイグレード): 内面を平滑化し、薬液の滞留や微粒子の付着を低減。
- SG(シールドグレード): 薬液(塩酸ガスなど)の透過を抑制し、周辺機器の腐食を防止。
一般的な薬液配管やエア配管であれば、標準のTOMBO No.9003-PFAがコストパフォーマンスに優れ、最適解となります。より厳しいクリーン度が求められる場合に、これらの上位グレードを検討します。
まとめ:可視化と長距離配管のスタンダード
TOMBO No.9003-PFAは、PTFEの堅牢さに「使いやすさ(可視化・長尺化)」をプラスした、現代のプラント配管に不可欠な部材です。
- 中身を見たいなら PFA
- 長い距離を一本で配管したいなら PFA
- コスト優先で短距離なら PTFE
「100m巻きで欲しい」「指定の長さにカットして納品してほしい」「インチかミリか分からないので現物を見てほしい」
そのようなご要望があれば、ぜひ株式会社ダイコーへご相談ください。
お客様の用途に合わせた最適なふっ素樹脂チューブをご提案・即納いたします。
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