記事公開日
最終更新日
RCF規制とは?安全な代替品AES(生体溶解性繊維)への移行 株式会社ダイコー

RCF規制とは?安全な高温シールの最適解「生体溶解性繊維」を解説
「自社の高温炉に使われている断熱材、もしかして規制対象の RCF ではないか?」
「800℃を超える高温部のガスケット、安全な代替品が見つからない」
「RCF の管理は手間がかかる。もっと安全で扱いやすい素材はないのか?」…。
2015年11月、高温断熱材の常識を覆す「RCF規制(改正・労働安全衛生法規)」が施行されました。かつて高温断熱材の主流だったRCF(リフラクトリーセラミックファイバー)が、発がん性の疑いから法的な管理対象となったのです 。
この記事では、「RCF規制とは何か」という根本的な問いに答え、なぜRCFが規制され、その代替としてAES(生体溶解性繊維)が最適解とされるのか、その理由を徹底的に解説します。
さらに、具体的な製品選定や複雑な加工でお悩みの方のために、工業用製品の加工メーカーである株式会社ダイコーが提供する【排ガス系メンテナンス カタログ】(無料PDF)をご案内します。
第1部:なぜ今「RCF規制」が問題なのか?
高温断熱材の歴史は、アスベスト(石綿)からRCFへ、そして現在のAES(生体溶解性繊維)へと変遷してきました。この移行の背景には、常に「安全性」の問題がありました。
第2部:RCF規制の最適解「AES(生体溶解性繊維)」とは?
RCF規制という大きな課題に対する、現在最も有力な解決策がAES(アルカリアースシリケートウール)、通称「生体溶解性繊維」です。
第3部:AESをどう使うか?— ダイコーの「D5800」と加工ソリューション
この安全で高性能なAES(生体溶解性繊維)を、実際の高温設備で「ガスケット」や「シール材」として使用できるように製品化したのが、ダイコーの「D5800 生体溶解性クロスガスケット」です。
最終章:答えはここにある。「複雑な選定・加工はダイコーへ」
RCF規制への対応、そして安全なAES(生体溶解性繊維)製品の選定は、時に専門的な判断を要します。
「自社の設備の温度は800℃だが、D5800で本当に大丈夫か?」
「ダクトの形状が非常に複雑で、標準的な額縁形状ではシールできない。図面からカスタム形状で製作してほしい」
「RCF規制対象外のAES材で、電食防止用の絶縁ガスケットを作ることは可能か?」
このような、カタログのスペック表だけでは決して答えの出ない、現場固有の課題。それに対して、50年以上の経験に裏打ちされた専門知識(ノウハウ)と、それを形にする加工技術(ソリューション)の両輪で応えることこそ、工業用製品の加工メーカーである株式会社ダイコーの真価です。
ダイコーでは、お客様の高温設備の使用条件を詳細にヒアリングし、D5800(AESクロス)が最適か、あるいはD5400(ガラスクロス、400℃対応)で十分かなどを的確に判断し、ご提案します。また、ウォータージェット加工機やプロッターを駆使し、図面一枚で1個からオーダーメイド製作が可能です 。
RCF規制への対応や、高温部のシール・断熱に関する具体的な製品選定・加工のご相談は、ぜひダイコーまでお問い合わせください。まずは、関連製品の情報を網羅した下記カタログをご覧ください。
製品に関するお問い合わせ

ガスケット・パッキン・工業用製品の総合カタログ
このカタログは、ガスケット・パッキンをはじめとした工業製品を幅広く取り扱う株式会社ダイコーの製品情報を詳しく掲載した総合カタログです。

