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断熱材 ファインフレックスBIOボード 加工事例|大口径・分割加工 株式会社ダイコー

ファインフレックスBIOボード 加工事例|大口径・分割加工
加工内容の説明
お客様の仕様に基づき、ボード状断熱材「TOMBO No.5625」と「TOMBO No.5615」を貼り合わせて厚さ50mmにした積層ボードから、外径φ2270mmという特大サイズのガスシール材を製作しました。素材の定尺を超えるサイズであるため、当社のウォータージェット加工機を使用し、4分割形状に精密カットいたしました。CADデータを用いて切断することで、分割面がぴったりと合い、隙間なく設置することが可能です。
加工写真
製品詳細(ファインフレックスBIOボード)
ファインフレックスBIOボードは、生体溶解性ファイバー(ファインフレックスBIOバルク)に無機および有機バインダーを添加し、板状に成形した高温断熱材です。
- ✔主な用途: 窯炉の天井・炉壁の断熱用ライニング材、バックアップ材、炉内の各部膨張代充填材、ガスシール材として広く使用されます。
- ✔優れた加工性: ボード状であるため取り扱いやすく、切削や切断加工に適しています。
- ✔RCF規制対応: 生体溶解性繊維を使用しているため、リフラクトリーセラミックファイバー(RCF)規制の対象外であり、環境と安全に配慮した製品です。
ウォータージェット加工の特長
ウォータージェット加工は、大口径や厚物の断熱材加工において、その真価を発揮します。
- ✔隙間のない分割加工: CADデータ通りに正確に切断するため、φ2270mmのような大口径を分割して製作しても、組み合わせた際に隙間ができず、熱漏れを防ぎます。
- ✔厚物・貼り合わせ材も綺麗にカット: 50mm厚の積層ボードでも、断面を崩すことなく垂直に切断可能です。
- ✔抜き型不要で低コスト: 巨大な抜き型を作る必要がないため、イニシャルコストを大幅に削減できます。
- ✔データ保存で簡単なリピート手配: 一度使用したCADデータは大切に保管します。再注文の際は、データを呼び出すだけですぐに加工に入れるため、リピート手配の手間がかかりません。
大口径・高温断熱材の加工ならダイコーへ
株式会社ダイコーは、ウォータージェット加工機を駆使し、ファインフレックスBIOボードのような高温断熱材の加工を得意としています。
「炉のサイズに合わせた特大の断熱材が欲しい」「分割しても隙間ができないように加工してほしい」といったご要望がございましたら、ぜひ一度当社にご相談ください。
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このカタログは、ガスケット・パッキンをはじめとした工業製品を幅広く取り扱う株式会社ダイコーの製品情報を詳しく掲載した総合カタログです。


