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FF型ガスケットとRF型ガスケットの違いとは?

FF型ガスケットとRF型ガスケットの違いとは?
FF型ガスケットとRF型ガスケットの大きな違いは、シールする面の形状と面積です。これに伴い、使用するフランジの形状や適した用途が異なります。
〇FF(全面座)ガスケット
・ガスケットの形状: フランジの平らな面全体を覆う、ボルト穴が開いた円盤状の形をしています(全面ガスケット)。
・広い面積でガスケットを締め付けるため、一部分にかかる圧力(面圧)は低くなります。

〇RF(平面座)ガスケット
・RFは「Raised Face(レイズドフェイス)」の略で、日本語では「平面座(へいめんざ)」と言います。・フランジの形状: シール面の内径側が一段高くなっています。この盛り上がった部分でシールします。
・ガスケットの形状: 盛り上がった座面の部分だけをシールする、ボルト穴のないリング状です(リングガスケット)。
・狭い接触面積にボルトの力が集中するため、高い面圧を得られます。

FF(フラットフェイス)フランジとRF(レイズドフェイス)フランジは、それぞれ接合面の形状が異なります。そのため、各フランジの形状に適した専用のガスケットを使用する必要があります。 また、使用する流体の種類、温度、圧力などの条件によって、最適なガスケットの材質や種類も変わってきます。不適切なガスケットを使用すると、漏洩などのトラブルの原因となる可能性があります。 ガスケットの選定でお困りの際は、お気軽に株式会社ダイコーへご相談ください。専門のスタッフが、お客様の使用条件に最適なガスケットをご提案いたします。